人気ブログランキング | 話題のタグを見る

主にゲームやWebネタのことに関するblog。書籍、創作ネタは別のblogにて。


by y_ayato
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

長々と

言葉にしなくても伝わるモノがある反面、言葉にしなくては伝わらないモノもある。
そして、例え言葉にしなくても伝わるとしても、言葉にして欲しい時がある。
この前皆で見てたヲタと普通の人の恋人の番組じゃないですけど、「好き」って言葉を一年付き合って初めて聞いたとか。女性の方からするとありえないんでしょうね。
傾向的にヲタは恥ずかしがりや――気が小さい、とも言う――なので、なかなかそういうことは言えませんし、言えてたらヲタやってねーよwwwwwwwwwwwwwwと言われるかもしれませんが、それが言わない言い訳にしていいものかというと、微妙なところですね。閑話休題。

何はともあれ、言うべき時に言いそびれた言葉がある。
ただタイミングを逃した今、その言葉に意味があるのかは疑問が残るし、何より伝えるべきは当人なのでここで書く事はない。

だからここで書くのは、あくまで私の一個人の考えである。
正直相当長くなるので、読み飛ばし推奨。




長いからこそ最初に結論を言っておこう。『もっと胸を張れよ』、と。
ROの特色として、Lvアップ時のステータスアップを自分で行なえることがあげられます。リネ、FF、MoEはスキルについては自由ですが、ステータスアップは一定です。
ここが私からすればROの魅力なんですが、ステータスの振り方によって自由性の幅が広がっています。
しかしROもそれなりに古いMMOである。βから既に何年も経っている、それだけあれば『定番』が生まれているのは当然のことである。『定番』にもいくつかあるし、それだって振り方一つでまた違ったモノになる。
そこで登場するのが『最適』派である。最も効率的で、最も現在のトレンドなモノを追うタイプの人間。それ自体は悪くないのだが、『最適』以外を批判する傾向にあるのが問題ではある。
『最適』な解答以外は無駄。効率に関しての究極的な事実ではあるかもしれないが、これはあくまでゲームなので効率以外のものを考えれば『最適』な解答ではない。

ex)Gv楽しむなら騎士系か阿修羅でFA(傾向的にFA好き
ex)~一択、それ以外は雑魚

それとは逆にあくまで自分の『趣味』に走る人もいる、私はややこっち寄りであるが。
こちらは効率的に考えると『最適』には叶わないが、自分が楽しむことをメインにプレイするタイプの人間。
ただその道を選んでおきながら『最適』にカスタマイズされたモノとの差で嘆いたりするのは考え物。
またそういった面で『最適』派からは批判されやすい。

ex)FN最高(俺じゃねーか
ex)VITアサだから普通のアサより効率低いし…

例えば2人がペアで狩る。
その狩場に『最適』化されたキャラ2人の場合に比べれば、『趣味』型の人間が混ざった方が効率は落ちる。なので『最適』派からすれば『趣味』型は無駄なので不満がでるし、『趣味』型としては何でそんな批判を受けなければならないんだと不満がでる。
これが募り募って某MMOBBSでは日々醜い争いが繰り広げられているんだが、それはいいとして。
ぶっちゃけ水と油である。極端な両者であれば、その意見は永遠に平行線である。
どちらかといえば『趣味』を尊重する人の方が歩み寄りやすい、『最適』が相手の『趣味』だからと割り切る事ができれば、だが。
逆に極端に『最適』に拘るタイプからすると『趣味』のタイプは見下される傾向にある。これもまた問題の種なのだが、『趣味』タイプも『最適』タイプに対して効率しか求めない面白みのないタイプなどと見下すので、結局は負の連鎖になる。

次に『ネタ』という言葉がある。
『趣味』タイプの人間に用いられる言葉で、好き嫌いがはっきり分かれる言葉でもある。
元々のイメージとして、使えないモノ、正確には使えないけど珍しいモノというイメージがあるためか、真剣に『趣味』型を育てている人からすると、不名誉な言葉となる場合がある。
『珍しい』とか『実用ではないけど面白い』というイメージで使っている人は好んで使う。
ただどちらにしろ『最適』派からすると無駄かお遊びになるので否定される立場になる。

今回は別に『最適』派の心の狭さを語るとか、『最適』の素晴らしさを語るつもりはない。
何しろ語り部自身が『趣味』派なのだから、そりゃそうだ。
だったら何を語るのか。それは『心得』のようなものだ。
昔から何度も言われてきたことだけど、な。

まず『趣味』型であることを自虐のネタにしないこと。
効率面での『最適』な答えは先人の知恵や人柱で確立されています。変更で変わることはありますが、これからもトレンドは研究されて確率され続けるでしょう。
それを避けて『趣味』を選択したのは自分なのだから、それをネタに自虐したり文句を言うのはお門違いです。『最適』解はその効率を出すために『趣味』を捨てているのだから不公平はありません。
ちなみに、自虐と自分をわきまえることは違うので注意。
『~だから~は無理』というのは自分をわきまえた発言ですが、そこからできない事に対して文句を言ったり、できる相手を批判し始めたりすると自虐の域に入ります。
正直なところ自虐されても解答は『それを選んだのはあなた』『だったら最適にすれば?』の2つに収束します。これに対して『ロマンがない』とか『効率厨』といわれも『ヴァー』としか言えません。相手からすれば無いもの強請り/我侭のお子様にしか見えないので。

次に相手を選ぶ事。
先ほどもあげたように、同じ『趣味』型でも『ネタ』という言葉を好む人と好まない人がいます。当然『最適』派には『趣味』型を完全に否定する人もいます。『最適』派でありながら『趣味』型を尊敬する人もいます。
世間一般の大方な間違いはどちらが善、どちらが悪で表現しようとするからで、互いに尊重しあえればいいのですが……そこは人間なんともかんとも難しい。
とにかく相手がどうとらえるかを考えれば互いに尊重できる世界への道も開けるかもしれません。
どちらかに極端な人以外なら、ね。
そして自分の意見が正しいと押し付けないこと。『自分は~と思っている』と伝えるのは構いませんが、『だからおまえも~と思え』と発展するのは傲慢というものです。
また他人の意見を聞いて、それに意見するのも悪くないと思います。ただ否定さえしなければ。
大方否定するとあとは醜い争いが待ってますので。

あとは『趣味』型であることを逃げ道にしない。
最初のに似ていますが、特にこれをすると『最適』派の人からは嫌われます。
例としては狩りに行って全滅したときに『ネタ~だから無理w』とか『~はネタキャラだから』のように答えられると、『最適』派の人は怒りますよね。同じ『趣味』型でも怒る人は怒ります。
二番目のと同じで、相手を選べばそれも笑いのネタになるでしょう。そういった楽しみ方もまたひとつです。ただいつ何処でも誰とでも『ネタだからw』では相手を困らせ、反感をかうだけです。

そしてタイミングを見極めること。
『ネタ』を見せるのは構いませんし、それが一番輝く瞬間なんだから大いにやりましょう。
ただタイミングを間違えればただの空気が読めない奴です。逆にネタ満載の中で一人凄い真剣でいられても困るでしょう。これは『趣味』とか『最適』とか関係なく必要なスキルです。
ただし注意してもらいたのは、無理やりノリに付いて行けということではないし、ノリが悪いやつははぶれというわけでもありません。人間適正っちゅーもんがあります。
ただリアルだとそうも言ってられない自体は多々ありますので、練習だと思ってノって見るのも一興かもしれません。やりすぎても困りますが。
私はどっちかというと苦手です。空気は読めてもついていけない、とかね。

最後に『胸を張ること』。
誇りを持てとまでは言いません。ただ『趣味』だからとかなんて理由で隅に追いやられる必要もありません。
確かに『最適』は強い。パワーでは負けるでしょう。
でも『趣味』を選んだあなたなら、パワー以外の楽しみを知ってるはずです。その型にしようと考えたとき、やりたかったことがあるはずです。だったら胸を張って、それを成してください。
確かに肩身の狭い思いをすることもあるでしょう。
でもわかってくれる人はいるかもしれないし、助けてくれる人だっているかもしれない。
甘える/頼るのと依存するのは別です。自分は自分のフィールドで楽しめればいいんじゃないですか?
否定される事もあるでしょう、けれど相手だって神ではない。否定する権利も無ければ、その否定にあなたが傷つく必要もない。胸を張ればいい、これが私のキャラだと。
私はこのキャラだからこそ楽しめる。それでいいじゃないか。
当然逆もまた然り。自分に相手を否定する権利もない、相手とは不倶戴天ならば決別するだろうし、尊重し合えるなら例え喧嘩しようとも仲間でいられるだろう。それは仕方の無い事だ。
1キャラ1キャラ中の人は違う。考え方もそれぞれなのだから、全ての人が仲良くなれるとは限らない。
それが実現できるなら、大きなスケールで考えると戦争なんてものは存在しない。
ただそのキャラに愛着があるのなら、自分自身がそのキャラを許せるのなら。許してくれる仲間がいるなら、許してくれる場所があるなら。胸を張ってプレイすればいいじゃない。

『趣味』型は育成の辛さだったり、他人からの批判だったり、マゾっ気が高い所為か卑屈になりやすい。
続けて行くのが辛いならやめてしまうのも手。自分が頑張れるなら、応援してくれる人がいるなら頑張ればいい。もっと強く生きてください。

……と、まぁ。人間そう強くもないもので時には愚痴やらため息やら出るでしょう。
そんな時は誰かに吐露するなり、チラシの裏に書き殴るなりすればいい。無論無理やり聞かせたり、皆の見えるところにわざわざ書くのは別だけど。
それは全般に言えることで『最適』『趣味』共に他人の迷惑を考えないならどっちだろうと困ったさんである。視界は広く、心も広く。
ゲームで苦痛を感じるのは何かが違う。苦痛の先に楽しみがあるのなら良い。
ただの苦痛を味わうだけのゲームなど本末転倒。『趣味』型にしろ『最適』型にしろ根本には『楽しむ事』があるべきである。無論、他人と共存の上で。

そんなROに対するスタンスを青臭く語るチラシの裏でした!
最近こういうネタが多くてはずかしーっすね。
by y_ayato | 2005-09-01 21:05 | 日常